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ひたすらお勉強するブログ。
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 本当にただサルベージしてまとめるだけのつもりだったんだけど、軽く講座をやったのが2008年2月。2年近くも前となるとぼくも絵が変わるわけで。結局今回用に新たに絵を描くことにした。

 それではさっそくだけれど、顔を描くにあたってまずつまづく点と言えばやはりバランスだろう。十字線を描くだとか、人それぞれいろいろあるだろうが、自分流にとりあえず解説していこうと思う。まずは下の絵を見ていただきたい。
kouza01a.jpg
 よくある向きだけれど、顔というのは起伏があるものであることをまず意識する。当然縦線は直線にはならない。まぁ、これはその縦線が意味するところがなんなのかというところだけれど。横線に関しては眉毛、目の上部、下部と3本くらい平行に線をひくとバランスがうまくとれるのではないかとおもう。最低でも目の上下は気をつけて欲しい。これが狂うだけで結構変に見えてしまうものである。

 次に横向きである。意外とハードルが高い。
kouza01b.jpg
 まずは正面とバランスを合わせること。これはある程度慣れが必要な気がするけれど。また輪郭で意識したいのは書いてあるとおり、眉弓骨(と眼窩)、鼻、アゴである。簡単に頭蓋骨も描いて見たのでそれと照らし合わせてもらえればわかりやすいと思う。アニメ絵だろうがなんだろうが、骨は同じであり、構造は同じであるので、意識したい。
 耳の位置であるが、これは自分を触るのが手っ取り早い。だいたい目尻と同じ高さに耳の付け根があると思う。これから何度も言っていくと思うが、一番の資料は「自分」。あくまで略化であることを念頭においておこう。
 ちなみに胸鎖乳突筋、というのも触れば分かると思うが、首にある、耳の後ろあたりから鎖骨の中心に向けてある筋のこと。首を描く時は意識するといいかもしれない。これと鎖骨を繋げて描く人もよく見ると思う。
 あと豆知識として、鼻とアゴを直線で結んだ時に口があたらないと美人顔、らしい。それを二次元で描くとどうなるか……は自分の絵柄と相談で。口は唇を強調すると艶かしさが出る、と思う。

kouza01c.jpg
 次に髪の毛だけれど、これはつむじや生え際、分け目などを意識して、あとはそこから流れるように描けば自然な感じにできるとおもう。あと重要なのは髪のボリュームで、自然に見せるためにはやはりアタリとして坊主頭をバランスよく描けるようにしておくことが大事だと思う。

kouza01d.jpg
 あとはいろんな向きを描けるように練習、といったところだろう。これもリアルを資料にするもよし、うまい人を参考にするもよしだ。横向きになるにつれて鼻などの顔の起伏によって奥の目が見えなくなっていくことなど、考えればあたりまえなことを意外と見落としがちになってしまうところはやっぱりあるので、意識して描きたい。アオリとフカンの構図も必要になると思うが、やはりこれも研究研究、である。未だにアオリは慣れないぼくがこんなことを書いているのもどうかと思うのだけれどね。……べ、勉強勉強!

 さいごに。
kouza01e.jpg
 完全に女の子を描くこと前提で話を進めていたけれど、男を描く場合もだいたいは同じだとおもう。人間だし。亜人などの人外を描く場合はまたいろいろとありそうだが、さすがに触れない。ただ男の、ショタでない場合は喉仏を意識すると男の色気が出せる、かも。
 おっさんを描く場合はゴツゴツした感じに、老人を描く場合は顔というよりかは頭蓋骨のほうが近いかもしれない。太った人、ガリな人、いろいろいると思うが、さすがにここで語るには多すぎるので、あとは自分の力で研究していって欲しいと思う。


 顔だけでなかなかの時間を食ってしまった。今後のことを考えるとかなり大変な作業量が予想されるのだけれど、実は今回語っていない顔のパーツがまだ残っていたりする。
「目」。
 次回はこの「目」についていろいろと考えていけたらいいと思っているが、はてさて。

 うん、大変だ!

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 たくぼーが文章のことを書くのであれば、やはりぼくは絵のことを書かねばなるまい。そう思って何を書こうか考えた。……あれ、いつも何か考えて描いてるか?
 いや、なんでもない。うん、なんでもないんだ。大丈夫!

 とりあえず背景画は専門外なので、まずは人の絵の話から入ろう。
 前にも書いたと思うけれど、大事なのはやはり「骨」。ここでは「アタリ」のことだ。アタリがうまく書けるかどうかで全てが決まるといっていい。これは漫画におけるネームと同じようなことで、またそれはいずれ書きたいと思う。とはいってもぼくも勉強中であって、勉強しながら書くような文章になってしまうかもしれないが、それはそれで力がつきそうなのでそういう方向でいかせてほしいと思う。

 今回は前準備といこうか。
 アタリを描く上で役立つサイトをいくつかご紹介したい。

・人を描くのって楽しいね
 もはやおなじみのヒトカク。たくさんの画像で非常にわかりやすく説明されているのでオススメである。ただ、ちょっとクセがあるというか、独特な感じがあるので首を捻る人もいるかもしれない。顔はリアル絵方面なのも、いわゆる漫画、アニメ絵を描きたい人には分かりづらいかもしれない。でもリアル絵だろうがアニメ絵だろうが基本は同じである、ということは忘れないように。

・マッスル講座
 最強の骨格、筋肉解説サイト。はっきりいってここさえあればぼくが言うことなんてまったく無いと言っても過言ではない。それぞれの部位の筋肉が色分けされ、さらにGIFアニメでわかりやすく解説されている。素晴らしいの一言。まだ工事中のところがいくつかあるが、それでも十分役に立つだろう。

・POSE MANIACS
 こちらもおなじみのポーズマニアックス。一時期30秒ドローイングが広まった時期があったので知ってる人は多いであろう。当然30秒ドローイングをやるのはいいことなのだが、個人的には「アタリが描けるようになってから」やることをオススメしたい。ただ模写するだけよりも、この構図はアタリで描くとこう描けばいいんだな、と考えながら描いた方が絶対に力になる。現在は手ビューワなどいろいろコンテンツも追加されているので、アタリを理解したうえでじっくりと参考にしてもらいたい。


 以上、役立つサイトを紹介したが、一番大事なことは「自分に合ったアタリを考えること」だと思う。やはり人はそれぞれで描きやすさが違うものだ。棒で描いた方がバランスが取れる人もいるだろうし、丸を繋げた方がいい人もいる。箱でダンボール人形のように描く人だっているだろう。人の仕組みを知ったうえで、自分で自分に合ったアタリを作る。それがよりよい人間の、自分の個性の出るキャラクターの描き方だろう。

 次回はぼくのアタリの描き方を参考までに紹介したいと思う。……とはいっても、これも昔サイトでやった講座のまとめになるのだけれど。

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